<Header>
<Author: 崔塗>
<Title: 孤雁>
<Format: 五言古詩>
<Year: 2010>
<BookName: ビギナーズ・クラシックス中国の古典　唐詩選>
<Translator: 深澤一幸>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 孤雁（こがん）>
<BookPage: 217-218>
<UsedPage: 2>
<Feature: 4>
<End Header>
<Poem>
幾行歸去盡，
片影獨何之。
暮雨相呼失，
寒塘獨下遲。
渚雲低暗度，
關月冷遙隨。
未必逢矰繳，
孤飛自可疑。
<End Poem>
<Translation>
列をなす雁の群れはいくつも北の辺塞に帰ってしまったのに、
おまえはただ一羽どこへ行こうというのか。
暮れがたのそぼふる雨に、はぐれた仲間を呼んでも姿は見えず、 寒ざむした堤に下りようとしつつためらう様子。
水ぎわに低く垂れこめていた雲は知らぬ間にむこうへ行ったが、
国境のとりでを照らした月の冷たい光はおまえのそばを離れない。
かならずいぐるみに当たるというわけではないが、
ひとり飛びつづけるのを見ては、やはり心配でならない。
<End Translation>